在来蕎麦 たがた(静岡市葵区)

  • Day:2013.10.05 17:05
  • Cat:蕎麦
ジャニごりさんのブログで、蕎麦好きな私にとって見逃せないほどのとっても気になる記事を

見つけたので早速お邪魔してきたのは、葵区常磐町にこの9月オープンしたばかりだという

「在来蕎麦 たがた」さんです。
在来蕎麦たがた1

場所は駿河町通り沿いで、「手打ち蕎麦 たがた」さんから一方通行の通りを下って、江川町通りに

出る手前です。

こちらのお店、もちろん屋号からもお察しの通り「手打ち蕎麦 たがた」さんの姉妹店にあたり、

在来種の蕎麦を専門に提供するお店なんです。





さて店内は入口を入るとカウンター8席のみと、実にこぢんまりとしています。
在来蕎麦たがた2

実は、既にお気づきの方もいらっしゃると思いますが、以前に小料理屋の「旬肴季菜 むら松」さんが

入っていた店舗を居抜きでそのまま使っているとのことでした。

ですから、ふらっと一人で立ち寄って、酒を軽く引っ掛けて、〆のそばを一枚いただく。

そんな蕎麦屋の粋な文化を味わうにはもってこいの落ち着いたいい雰囲気です。

なんでも「たがた本店」はファミリー層向けなのに対して、こちらは一人客やカップルに来てもらいたい、

そんなコンセプトなんだとか。



ということで、せっかくなので蕎麦前と洒落込みましょう^^

って、初めからそのつもりなんですがね(笑)
在来蕎麦たがた3

在来蕎麦たがた4

在来蕎麦たがた5

「たがた本店」に比べれば品数は少ないにしても、なにやら酒飲みが喜びそうな珍味物や、

蕎麦屋の定番である単品物と、それなりの品が並んでますよ。

そして嬉しいことにどれもとってもお手頃価格なんです。

さらに、メニューについては今後季節に応じて変更していくことも考えているんだとか。

さすが、酒呑みの気持ちを十分心得てらっしゃる^^




さて、何はともかく先ずは「瓶ビール(アサヒ)」をいただきます。
在来蕎麦たがた6

お通しにはシメジとほうれん草のお浸し、茹で落花生、ブリ大根です。

どれも乙な一品です。




「蕎麦味噌」
在来蕎麦たがた7

ソバが練り込まれた甘口の赤味噌が香ばしく焦げて、そしてほのかな蕎麦の風味を味わいながら

ちびりちびりと嘗める。

いや~日本人に生まれてよかった。




「蕎麦刺し」
在来蕎麦たがた8

これは珍しい一品ですよね。

在来種のそばをやや粗く挽いてるので、しっかりとソバの粒が見えますよ。

在来蕎麦たがた9

先ずはそのままいただけば、プルンッとした食感にソバの香りと甘みがたまりません。

蕎麦を長めに茹でることでこんなに弾力が出るんですね。

在来蕎麦たがた10

そのあとは、粗塩と山葵とで堪能しまくりでした。


こうなったらもはやダメです。

やはり日本酒が私を呼んでいます。

「天紅(てんこう)純米」
在来蕎麦たがた11

静岡市駿河区西脇にある「駿河酒造場」さんのお酒です。

初めてお目に掛かりましたが、キリッとした飲み口です。




「そばがき」
在来蕎麦たがた12

練ったそばがきを白湯に浸しての登場です。

蕎麦湯に浸すと冷めてきたときに臭みが出てくるため、敢えて白湯に浸すんだそうです。

在来蕎麦たがた13

こちらも粗塩と山葵でいただきますが、こういうタイプのそばがきは初めてだったけど実に旨いです。

白湯に浸していることで固まらないから、いつまでも瑞々しいもっちりさが損なわれません。




続いて「杉錦(すぎにしき)山廃純米」
在来蕎麦たがた14

こちらはお馴染みの藤枝市にある「杉井酒造」さんのお酒。



さぁ、お料理とお酒をたっぷりと満喫したので、そろそろここらでお目当てのお蕎麦をいただきましょう。

お蕎麦のメニューはこちら。
在来蕎麦たがた15

在来蕎麦たがた16

確かに蕎麦は在来種のみで、しかもメニューの種類も「もり」、「ざる」、「おろし」と蕎麦を一番

美味しく味わえる食べ方に絞り込んでいますね。

そしてお値段の方がとても考えられないくらい安いです。

在来種の蕎麦って貴重だから高そうなイメージがありますが決してそんなことないんですかね。

いえいえ決してそんなことはないそうです。

今は赤字覚悟のご提供といったところでしょうか。

やはり一般のおそばに比べると原価は高いとのこと。

本店から叱られない限りこの値段で頑張るとのご主人の意気込みでした。



さて、今回お願いしたのは「在来蕎麦(もり)」
在来蕎麦たがた17

この日の在来種は徳島の「祖谷(いや)在来」とのこと。

薬味は山葵と白ネギ。

では、早速手繰る。

在来蕎麦たがた18

これは旨い!

ソバの香りがとっても強くて、弾力のある歯ごたえ、これはまさに穀物を食べてる~って感じです。

ソバの香りが鼻腔を抜けます。

これぞ在来種の力強い野性味、そして大地の恵を感じさせるような味わいです。

やはり在来種のほうが、断然香り、甘みが強いですね。

つけ汁も、出汁の効いたマイルドな辛口でこの濃厚な蕎麦にはよく合います。


さて、余りの美味しさに酔いしれていると、

“是非こちらも食べ比べてみて下さい”とご主人より思わぬサプライズが。

こちらは浜松で栽培されている「静岡在来」なんだそうです。
在来蕎麦たがた19

同じ「静岡在来」でもやはり栽培されている土地によって味が全然違うんだとか。

そして、「静岡在来」の中では何といっても井川地区で栽培されているものが最高なんだって。

在来蕎麦たがた20

そういわれながら食べたせいか、確かに先にいただいた「祖谷(いや)在来」に比べると

濃厚さにかけますが、それはかなりハイレベルな位置での比較の話です。

こちらも文句なしに普通のお蕎麦以上に全然美味しいです。


ということで、何と贅沢で幸せなことに在来種の食べ比べをさせていただきました。

ご主人、本当にありがとうございました。

そして、ご馳走さまでした。


最後に蕎麦湯
在来蕎麦たがた21

意外にもサラサラ系の蕎麦湯でしたが、これが実にしっかりとソバの香りが感じられて美味しかった。

いや~最高に美味しかったです。

お店の方はホントに蕎麦が大好きで、しかもとっても優しいご主人がお一人で切り盛りされていました。

ですから、決して大人数で押しかけちゃダメですよ。

お店のコンセプトに沿ってゆったりと蕎麦と酒を味わいながら楽しんで下さいね。

在来蕎麦たがた22

さてところで、みなさん在来種の蕎麦って食べたことがありますか?

「手打ち蕎麦 たがた」さんのご主人は、特に静岡在来種のお蕎麦に拘りをもっていて、そんな在来種を

守っていこうと取り組まれている方です。

その在来種を守ること、それは美味しさを広めて在来種のお蕎麦を多くの方に食べてもらうことです。

それがこちら「在来蕎麦 たがた」さんの使命なんですね。

私も過去にほんの数回食べたことはありますが、これ程までに「在来種」を意識して食べたのは初めてでした。

そして思ったのは、一度在来種の蕎麦を食べて、その美味しさを知ってしまったら、普段食べているお蕎麦が

なんだか物足りなく感じてしまうのでは・・・。

そんな思いさえ感じました。

改めて「在来種」とは、元々その地域で育てられて、食されてきた蕎麦の本来ある品種。

私たちが普段食べているほとんどの蕎麦は、育てやすさや収穫量などの面から改良された所謂「改良種」と

いわれるもので、「在来種」と比べるとやはり味も香りも落ちるとのこと。

私もとうとう足を踏み入れてはならない領域に踏みいってしまったのか。

改めて蕎麦の奥深さを感じました。

この蕎麦、クセになります。


在来蕎麦 たがた

Comment

これは!!
すごいお店を開拓されましたね! 私も今回は記事を読み進むうちに、胸の高鳴りを抑えることができませんでした。「在来種蕎麦」ですか。私は聞いたことはある気がしますが、実際に意識して食べ比べたことはありません。今回のchibidekaさんの感激ぶりを読んで、私も是非「在来蕎麦たがた」さんを訪問したくなりました。そば前に日本酒も最高に美味しそうです。

前回の「豚豚」ですが、私も知っているのは書かれた3店と、羽鳥にあった「豚豚」だけです。羽鳥のお店はもう20年ぐらい前の話なので、まだお店があるかわかりません。以前通りがかったときに、なくなっていたのを見たような記憶もうっすらとあります。場所は藁科街道の山崎2丁目の信号の近くで、すこし道路から引っ込んだところにありました。
  • 2013/10/05 21:25
  • エスカルゴ
  • URL
私も昨日行こうと思っていたのですが
一軒目で飲みすぎてしまい、断念しました(笑)
 良さげなおつまみが揃ってますね
これなら一軒目に行っても、全然オッケ-ですね
 ところで「豚豚」ですが駒形にもありますね
ひらがなで「とんとん」ですが
多分、夜だけやっていると思います
  • 2013/10/06 06:24
  • おじまる
  • URL
エスカルゴさんへ
「在来蕎麦たがた」さんは酒良し、蕎麦良し、ご主人も含めて雰囲気良しの3拍子揃った
本当におススメのお店ですから是非行かれてみて、「在来蕎麦」の素晴らしさを実感して
みて下さいね。

「豚豚」に関しては、何だか無理なお願いをしちゃったみたいですみませんでした。
あちら方面に行ったときにはちょっと意識して見てみますね。
わざわざありがとうございました。
  • 2013/10/06 16:09
  • chibideka
  • URL
おじまるさんへ
それはなんとも残念でしたね。
私も基本的に一軒のお店に落ち着いて呑むタイプなので、その気持ちは
よく分かりますよ。
ついつい長居しちゃうんですよね(笑)
「豚豚」についてはわざわざ情報を下さりありがとうございます。
早速調べてみましたが、以前おじまるさんがおススメして下さった
「角屋」さんの向かいですね!
機会を見つけて、また行ってみたいと思います。
  • 2013/10/06 16:20
  • chibideka
  • URL
この記事を何日読み返したことか(笑)
ここのお蕎麦はとても有名ですね。
わたしは行きたいのはやまやまなのですが、駐車場がないことが、同行者の家族にはキツイものがありまして・・・。
今度一人で、お酒を飲みながらお蕎麦を食べに行きたいと思っています。
きいろさんへ
確かにそうですね。
私も「本店」の方にも、もう少し頻繁に伺いたいと思っているのですが
いかんせん駐車場がね~。
でも、絶対に行く価値大ありですから、是非とも美味しいお蕎麦を味わって
みて下さいね。
  • 2013/10/07 19:56
  • chibideka
  • URL
chibidekaさん、こんばんは。
私も先日こちらの前を通ってのれんが変わったな~と思っていたのですが、
あの「むら松」さんのご主人が店名を変えて始められたということなのでしょうか?
とてもお米に拘っていらした方でしたが・・
以前伺った時も、お店の方向を悩んでいるみたいな事をお話されていたので、その方向がこの在来蕎麦に落ち着かれたのでしょうか。
どちらにしても、本店のたがたさんがずっと力を
入れていらしる在来種がお手頃に気軽に呑みながら頂けるのは有難いですよね。
チャンスを作って行ってみます^^
  • 2013/10/10 00:44
  • すずりん
  • URL
  • Edit
すずりんさんへ
すずりんさん、こんにちは。
ご主人は、多分違う方だと思いますよ。
“多分”と申したのも、実は私「むら松」さんに伺ったことが無いからなんです(^_^;)
しかし、こちらのご主人といろいろお話をさせていただく中で、「たがた」の蕎麦を食べて
その美味しさに惚れ込んで、脱サラして蕎麦打ちになられた、というような話を聞く限り、
「むら松」さんとは別の方だと思います。
さらに、ご主人のお名前が千葉さんでしたので・・・(>_<)
お蕎麦の方は仰るとおり、蕎麦前を楽しんだ後に、こんな手頃に在来蕎麦が味わえるなんて
まさに贅沢というものですよ。
また、すずりんさんのレポートを楽しみにしていますね^^
  • 2013/10/10 12:05
  • chibideka
  • URL
 昨日の夜行ってきました。
もちろんお酒もいただきました(笑)
美味しかったし、御主人の感じもいいですね。
 暖かいそばもメニューに加わってましたよ。
昨日は「もり」をいただいたので、次回は
「かけ」をいただいてみたいですね。
  • 2013/11/10 07:05
  • おじまる
  • URL
おじまるさんへ
それはよかったです!
そうなんですよね~お料理だけでなくご主人の人柄も
お店の魅力のひとつなんですよね。
本当はもっと頻繁に行きたいんですが、なかなか行けなくて
残念です。
メニューも新しくなったとのことなので、また行ってみたいと
思います。
  • 2013/11/10 14:53
  • chibideka
  • URL
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