高橋邦弘 静岡そば会in水塩土菜(すいえんどさい)2012(静岡市葵区)

  • Day:2012.10.16 18:05
  • Cat:蕎麦
ここにそば打ちの世界では「神様」とまで呼ばれる男がいる。そば打ち職人高橋邦弘である。

その高橋名人が蕎麦行脚として、葵区相生町にある「水塩土菜(すいえんどさい)」さんにて「静岡

そば会in水塩土菜」を開催すると聞きつけ、決して蕎麦通ではないミーハーな私ですが、以前から

是非とも高橋名人の蕎麦を食べたい!と切望してましたので参加してきました。
蕎麦打ち名人高橋邦弘氏 静岡そば会in水塩土菜1

ちなみに、かつてファミコンの連打で有名であった高橋名人とはまったくの別人なのでくれぐれも

お間違いなく^^


ここで、そば打ち職人高橋邦弘(たかはし くにひろ)氏の経歴を見てみよう。

1972年 そば職人片倉康雄氏の「日本そば大学講座」に入門、そば打ちの世界に入る。
1973年 宇都宮「一茶庵」でそば打ちの修業を始める。
1975年 東京豊島区に「翁」を開業。やがて“そば打ちの第一人者”と称されるほどの人気を得る。
1985年 東京の店「翁」を閉め、
1986年 自家製粉の環境を求めて山梨県北巨摩郡長坂町に「翁」を移転。
2001年 「翁」を弟子に譲り、広島県豊平町長笹に新しいそば店「達磨 雪花山房」を開業。
     そば指導を中心とした活動を開始し、現在は全国のそば会、そば祭り等で各地を飛び回っている。

(以上、「翁達磨」さんのHPより抜粋)



それはそうと、今日は「神様」のそば打ちがライブで見られ、しかも打ちたての蕎麦まで味わえるなど

一生に一度あるかないかの体験にワクワクでした。



さて、お店には開始時間の20分前くらいに着いたんですが、すでに高橋名人がそばを打ってました。

そしてその隣では、高橋名人の一番弟子で現在の長坂「翁」の店主である大橋誠氏が助っ人として

駆け付け、そばを練り上げています。
蕎麦打ち名人高橋邦弘氏 静岡そば会in水塩土菜2

くくりあげていくと、このように菊模様になる。
蕎麦打ち名人高橋邦弘氏 静岡そば会in水塩土菜3



ここから先の「丸出し」は名人にバトンタッチです。
蕎麦打ち名人高橋邦弘氏 静岡そば会in水塩土菜4


手の腹の部分を使って丸く押し広げる。
蕎麦打ち名人高橋邦弘氏 静岡そば会in水塩土菜5


そして、のし棒を使って丸く延す。
蕎麦打ち名人高橋邦弘氏 静岡そば会in水塩土菜6


生地が乾燥すると、そばの風味が台無しになる為、素早く正確な作業が求められる。
蕎麦打ち名人高橋邦弘氏 静岡そば会in水塩土菜7



そして「四つ出し」

さらに薄く延ばすと、丸い生地が四角へと形を変える。
蕎麦打ち名人高橋邦弘氏 静岡そば会in水塩土菜8


力を加減し、全体を均一に同じ1.2mmの厚さで延す。
蕎麦打ち名人高橋邦弘氏 静岡そば会in水塩土菜9


この厚さにムラのない生地が、そばの「のど越し」を高めるという。
蕎麦打ち名人高橋邦弘氏 静岡そば会in水塩土菜10



そして最後の工程「切り」。

生地の上にこま板を乗せ、呼吸を乱さずリズミカルに切り進める。
蕎麦打ち名人高橋邦弘氏 静岡そば会in水塩土菜11

これで太さ1.2mmの寸分たがわぬ名人のそばが完成した。




名人のそば打ちを楽しんだ後は、いよいよ実食だ~♪

今回の「静岡そば会in水塩土菜」は前菜、サラダ、揚げ物、もりそば2枚、1ドリンク付きで3,500円。

会場は2階で、席は自由とのこと。
蕎麦打ち名人高橋邦弘氏 静岡そば会in水塩土菜12


テーブルには既に割り箸とお塩がセッティングされてます。
蕎麦打ち名人高橋邦弘氏 静岡そば会in水塩土菜13


セットについているドリンクはソフトドリンクかと思っていたら、アルコールも用意されてました。

ちなみに、冷酒、生ビール、ノンアルコールビール、ウーロン茶…と6種類くらいあったかな^^

同じ料金ならこれは呑まない訳にはいかないでしょ。

って、一つは「生ビール」をお願いしました。
蕎麦打ち名人高橋邦弘氏 静岡そば会in水塩土菜14



そして、先ずは前菜とサラダが登場です。

炙り焼き豚ときのこのサラダ
蕎麦打ち名人高橋邦弘氏 静岡そば会in水塩土菜15

このチャーシューが柔らかくて何とも上品でいい感じの味付けなんです。

やっぱり「水塩土菜(すいえんどさい)」さんのお肉は美味しいね。



そしてもう一杯は「冷酒」をお願いしました。
蕎麦打ち名人高橋邦弘氏 静岡そば会in水塩土菜16



お次は揚げ物。

海老、蓮根、ヘチマの豚肉巻きのフライです。
蕎麦打ち名人高橋邦弘氏 静岡そば会in水塩土菜17

ソースも用意されていたんですが、セットされたお塩でどうぞとのことでした。

フライをお塩でいただくのは初めてだったんですが、これがバカ旨なんです。

衣サックサク、海老プリプリ、蓮根サクサク、お肉ジューシーと、素材そのものの風味と触感が

これほどまでに感じられるなんてすごいよ。




そこへ高橋名人が挨拶に来られました。

しかも嬉しいことに私の真ん前だよ。
蕎麦打ち名人高橋邦弘氏 静岡そば会in水塩土菜18

いろいろ楽しいお話が聞けましたが一つご披露すると、

ここに持っているのし棒はなんと野球用品などでお馴染みのミズノ製なんですって。

ここになんて書いてあります?って私に振られたのでのし棒の端面を見るとミズノのあのマークが

ちゃんと刻印されていました。

しかも、名前は忘れてしまいましたが松井秀喜やイチローが使ってるバットを造ってる方に造って

もらったとのことでした。

いったい1本いくらするんだろう?



さて、名人がお話をされてる合間に、つけ汁と薬味がセットされました。
蕎麦打ち名人高橋邦弘氏 静岡そば会in水塩土菜19

薬味は、山葵、辛味大根、白ねぎ。



さーそしていよいよ真打ちの登場だ。

待ちに待った高橋名人打ちたてのそば1枚目が運ばれてきましたよ~。

高橋名人が打つのは、そば粉8割、小麦粉2割の江戸流二八そばです。

先ほどの挨拶では“私が打つ蕎麦はニ八そばで、小麦粉が8割です”と笑いを取っていました。
蕎麦打ち名人高橋邦弘氏 静岡そば会in水塩土菜20

甘皮を取り除いて石臼で挽かれたそばは、滑らかな表情をしてます。

今日のそばは、北海道産、長野産、茨城産の3種類のそば粉をブレンドしたとのこと。



では先ずは、蕎麦のみをそのまま口に含む。

二八にも係らず、ほんわり穀物の上等な香りが鼻腔に抜けます。

そして、とても歯切れのいいすっきりとした蕎麦です。

無意識に“旨い”と呟いてしまうほどホント旨い蕎麦です。
蕎麦打ち名人高橋邦弘氏 静岡そば会in水塩土菜21

お蕎麦のみで十分楽しんだので、ではそろそろつけ汁でいただいてみましょう。

つけ汁を箸の先につけて舐めてみると、つけ汁はきりっとした辛口です。

つい先日伺った「笊蕎麦 つど野」さんともちょっと違った辛さです。

辛口の汁だから軽く蕎麦の先端につけ汁を漬けて手繰ると、これまた旨い!

なんという蕎麦とつけ汁との相性の良さなんだろう。

旨すぎる!



そして、ちょうど1枚目を食べ終わる頃に2枚目が出てきました。
蕎麦打ち名人高橋邦弘氏 静岡そば会in水塩土菜22

やはり再び、つけ汁無しで食べてみます。

蕎麦は1枚目と同じとのことですが、この2枚目は瑞々しさを感じたね。

そして噛むと、これまた1枚目よりコシの強さが感じられ、歯を押し戻す力強さがあります。

のど越しと後味も実にいい。

蕎麦打ち名人高橋邦弘氏 静岡そば会in水塩土菜23

あまりの美味しさとソバの甘い香りに酔いしれて、あっという間に2枚を完食です。

お隣の方なんか、追加で750円払って3枚目を頼んでましたよ。

いくらなんでも食べすぎでしょ^^



食べ終えたら、そば湯をすすり余韻を楽しみました。
蕎麦打ち名人高橋邦弘氏 静岡そば会in水塩土菜24

蕎麦湯もサラサラ系だけど、つけ汁に注ぐとこれまた美味しいんです。

ホントはもっと飲みたかったんですが、隣のお客さんと4人くらいで一つの湯桶だったので一人で

がばがば飲む訳にもいかず、ちょっと遠慮して3杯しか飲めなかったのが残念でした^^



いや~実に素晴らしいそば会でした。

大満足でいい気分の中そろそろ帰ろうと1階に降りていくと、わざわざお見送りのためか出口付近に

高橋名人がいらっしゃるじゃありませんか。

最後にご挨拶させていただき、ツーショットで記念写真まで撮っていただいちゃいました^^

これ程までに偉大で有名な方にもかかわらず、傲り、自惚れ、傲慢さなど微塵もなく、自然体で

人柄のよさが滲み出た方でした。



さてこちらの派手なお車ですが、そば行脚で活躍している特注車「達磨号」なんです。
蕎麦打ち名人高橋邦弘氏 静岡そば会in水塩土菜25

この「達磨号」で日本全国を飛び回ってそば指導をされてるんですね。


車の中には、そば打ちができる延し台や冷蔵庫なんかも装備されているんです。
蕎麦打ち名人高橋邦弘氏 静岡そば会in水塩土菜26

ナンバーも、今や「そばの聖地」といわれる「達磨 雪花山房(だるま せっかさんぼう)」がある

広島のナンバーだよ。


あと、これ知ってました?
蕎麦打ち名人高橋邦弘氏 静岡そば会in水塩土菜27

今までにお店を開業してきた長崎、長坂、長笹ってすべて「長(NAGA)」がついてるんだね。

これって偶然なのか?気がつかなかったよ。



さて今回の、蕎麦打ち名人高橋邦弘氏を迎えての「静岡そば会in水塩土菜2012」ですが、高橋名人の

そばや人柄にはもちろん感激しましたが、「水塩土菜(すいえんどさい)」さんの素晴らしさも改めて

実感しました。

今回出されたお料理はもちろんのこと、ご主人とお話させてもらえば人柄の良さが伺えますし、そして

今回のそば会を裏から支えた「水塩土菜」のスタッフさんの振る舞いを見ていれば、教育の行き届いた

お店自体のレベルの高さを感じました。

今度は是非ともとんかつを味わいに伺ってみたい気持ちになりました。

今日はありがとうございました!


静岡そば会in水塩土菜2012

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